大谷ダムは、水道用水の安定供給のための水源確保のほか、下流域の治水対策のための洪水の調節や、河川機能の維持の役割をもつ多目的ダムとして、五十嵐川上流の三条市大谷地内に建設されました。昭和50年度に事業着手して以来、総工事費339億円(企業団負担率12.4%)をかけ平成5年度に完成しました。
このダムは高さ75.5m、長さ360mの中央しゃ水壁型ロックフィルダムとして県内有数のものです。
大谷ダムの完成により、上水道用利水容量270万m³(新潟県庁行政棟の16.2杯分)の水源を貯留できることになりました。
また、貯水池上流には住宅・工場などがないため、水質保全の面でも恵まれた条件にあります。
堤高 | 75.5m |
堤頂長 | 360m |
堤体積 | 228万m³ |
集水面積 | 56.2km² |
湛水面積 | 1.01km² |
総貯水容量 | 2,110万m³ |
有効貯水容量 | 1,705万m³ |
大谷ダム貯水池右岸に、ダム維持用水取水設備との共用施設として、貯留水を直接取水します。
一日最大取水量67,000m³/日を、水位や水質により上下4か所の取水ゲートから選択取水します。